「大明日(だいみょうにち)」は、隅々まで太陽が照らし、将来の発展に繋がることから、門出を祝うのにふさわしい吉日です。この記事では、大明日が結婚式に良いとされる理由や、大安など他の吉日との違い、日取りを決める際のポイントを解説します。
大明日とは 読み方と基本的な意味
結婚式やお祝い事の日取りで目にする「大明日」。名前は聞いたことがあっても、どんな日なのか詳しくは知らない方もいるかもしれません。
大明日の読み方は「だいみょうにち」
大明日は「だいみょうにち」と読みます。
「隅々まで太陽が照らす」すべての物事がうまくいく吉日
大明日は、「天地が開通し、太陽の光が隅々まであまねく照らしてくれる日」という意味を持つ、とても縁起の良い日です。その明るい光が、二人の未来への道を照らし、すべての物事がうまくいく方向へ導いてくれるとされています。
暦の上で日々の吉凶を判断する暦注(れきちゅう)の一つで、「選日(せんじつ)」に分類されます。万事において良い結果をもたらす日とされ、特にお祝い事や何かを新しく始めるのにぴったりな一日です。
大明日が結婚式や入籍に最高の吉日と言われる3つの理由
たくさんの吉日がある中で、なぜ大明日が結婚や入籍に良い日と言われるのでしょうか。ここでは、その理由を3つに分けて解説します。
理由1:将来の発展や繁栄に繋がるため
大明日は「太陽が隅々まで明るく照らしてくれる日」という意味を持つ吉日です。このことから、未来が明るく照らされ、物事がうまくいくとされています。結婚や入籍は、お二人の新しい人生が始まる大切な門出。そのスタートの日に大明日を選ぶことで、これからの結婚生活が光に満ちあふれ、発展・繁栄していくという願いが込められています。
理由2:移動を伴う行事と相性が良いため
大明日は、建築や旅行など「移動」を伴うことにも吉とされています。結婚式では、式場への移動はもちろん、遠方からお祝いに駆けつけてくれるゲストの移動も伴います。また、結婚を機に新居へ引っ越したり、新婚旅行に出かけたりすることもあるでしょう。移動と相性の良い大明日を選ぶことで、結婚にまつわる様々な移動がスムーズに進み、安全でありますようにという祈りを込めることができます。
理由3:他の吉日と重なるとさらに縁起が良くなるため
大明日は、暦の中でも巡ってくる頻度が高い吉日です。そのため、六曜の「大安」や、日本の暦の上で最上の吉日とされる「天赦日(てんしゃにち)」など、他の吉日と重なることがよくあります。吉日が重なった日は、それぞれの吉日が持つ良い意味が合わさり、さらに縁起が良くなると考えられています。お二人の記念日がより特別な一日になるよう、他の吉日との重なりを意識して日取りを選ぶのも素敵です。
| 大明日と重なると良い吉日の例 | どのような日になるか |
|---|---|
| 天赦日(てんしゃにち) | 年に数回しかない最上の吉日との組み合わせで、この上ない開運日になります。 |
| 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび) | 始めたことが何倍にもなって返ってくるとされ、幸せが大きく膨らむことが期待できます。 |
| 母倉日(ぼそうにち) | 母が子を慈しむように天が人を慈しむ日とされ、入籍や結婚に特に良い日です。 |
大安や一粒万倍日など他の吉日との違いを解説
お日柄の良し悪しを判断する暦には、大明日以外にもさまざまな種類があります。ここでは、結婚式の日取りでよく耳にする「六曜」や、他の吉日との違い、組み合わせによる縁起の良さについて解説します。
それぞれの吉日の意味を知ることで、おふたりにとって特別な一日をより深く考えられます。
六曜の「大安」との関係性
カレンダーで最も馴染み深い「大安」は、「六曜(ろくよう)」という暦注の一つです。大明日は「選日(せんじつ)」という暦注の一つで、そもそも由来が異なります。
大安が「一日を通して万事において吉」とされるのに対し、大明日は「隅々まで太陽が照らし、物事の発展や繁栄を後押しする」という意味合いを持ちます。どちらも結婚式にふさわしい吉日ですが、将来への希望をより強く願うなら大明日を選ぶのも素敵です。
もちろん、大明日と大安が重なる日は、より縁起の良い一日とされています。
最強の吉日「天赦日」との組み合わせ
「天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)」は、「天がすべての罪を赦(ゆる)す日」とされ、日本の暦の上で最上とされる吉日です。年に数回しか訪れない、とても貴重な日として知られています。
この天赦日と大明日が重なる日は、これ以上ないほどの幸運な日取りといえます。何かを始めるのに障害がなく、その事柄が大きく発展していくという、素晴らしい相乗効果が期待できます。入籍や結婚式など、人生の大きな門出にこの日を選べば、輝かしい未来への力強い一歩となりそうです。
何かを始めるのに良い「一粒万倍日」との組み合わせ
「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」は、「一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になる」という意味を持つ吉日です。この日に始めたことは、やがて大きな成果に繋がるといわれています。
未来の発展を意味する大明日と、始めたことが大きく実る一粒万倍日。この二つが重なる日は、まさにおふたりの新しい生活のスタートにぴったりです。結婚生活が豊かに、そして幸せに満ちたものになるよう願いを込めて、日取りを選ぶのも良いでしょう。
| 吉日名 | 由来の暦 | 意味 |
|---|---|---|
| 大明日 | 選日 | 隅々まで太陽が照らし、物事の発展や繁栄を後押しする日 |
| 大安 | 六曜 | 万事において吉で、一日を通して穏やかに過ごせる日 |
| 天赦日 | 選日 | 天がすべての罪を赦し、あらゆる障害が取り除かれる最上の吉日 |
| 一粒万倍日 | 選日 | 始めたことが何倍にもなって実を結ぶ、スタートに適した日 |
大明日に結婚式の日取りを決める際の注意点
大明日はお祝い事に適した吉日ですが、日取りを決める際にはいくつか心に留めておきたい点があります。
凶日である「不成就日」と重なる日は避けるべきか
不成就日(ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち)は、その名の通り「何事も成就しない」とされる日で、結婚や契約など、新しく物事を始めるには向かないとされています。もし、お二人が選んだ大明日がこの不成就日と重なっていたら、どう考えれば良いのでしょうか。
| 考え方 | 内容 |
|---|---|
| 大明日の吉日効果を優先する | 大明日はすべての物事を太陽が照らし、うまくいく日とされているため、不成就日の凶の気を打ち消す、あるいは和らげると考える方法です。 |
| 縁起を担いで避ける | 人生の大きな節目である結婚式だからこそ、少しでも気になる点は避けたいと考える方法です。わざわざ凶日と重なる日を選ばず、別の日を探すことで安心して当日を迎えられます。 |
どちらが正しいということはありません。最終的には、お二人やご両家がどう感じるかが大切です。もし少しでも不安に思う気持ちがあるなら、別の候補日を探すのが心穏やかに準備を進めるための選択肢となります。
六曜が仏滅でも大明日なら結婚式を挙げて大丈夫?
カレンダーでよく目にする「大安」や「仏滅」は「六曜(ろくよう)」と呼ばれるもので、大明日とは由来の異なる暦注です。そのため、大明日と仏滅が重なる日も当然あります。
仏滅は「万事に凶」とされる日で、結婚式のようなお祝い事は避けたいと考える方も少なくありません。特にご年配の方や親族の中には、六曜を大切にする方もいらっしゃいます。
この場合も、不成就日と同じようにいくつかの考え方があります。大明日の吉日の効果が仏滅の凶を上回ると考えることもできますし、親族の気持ちに配慮して避けるという選択もできます。最近では、結婚式場が「仏滅割引」といったプランを用意していることもあり、費用を抑えたいカップルにとっては魅力的な選択肢になることもあります。
大切なのは、お二人だけで決めずに、両家のご両親にも日取りについて相談しておくことです。事前に意向を確認しておくことで、皆が心から祝福できる一日を迎えられます。
結婚式以外も吉 大明日にすると良いこととは
「隅々まで太陽が照らし、すべての物事がうまくいく」とされる大明日は、結婚式や入籍以外のことにも縁起の良い日です。ここでは、大明日に行うと良いとされる代表的なできごとを紹介します。
引っ越しや新居への入居
大明日は「移転」にも吉とされています。太陽の光が新しい住まいの隅々まで明るく照らし、これからの生活が希望に満ちたものになるようにとの願いを込めることができます。新居への入居はもちろん、事務所の移転やリフォームの開始日としても選ばれています。
プロポーズや両家の顔合わせ
二人の未来へ繋がる大切なイベントも、大明日に行うのにぴったりです。将来の発展や繁栄に繋がる日とされているため、プロポーズや結納、両家の顔合わせなど、新しい家族としての一歩を踏み出す日取りにおすすめです。
納車や新しい財布の使い始め
何かを新しく始めること全般に適しているのが大明日の特徴です。例えば、新しい車を迎える納車の日にすれば、これからのカーライフの安全を願うことができます。また、お財布を新調して使い始める日としても、金運アップに繋がると言われています。
| 行事 | おすすめの理由 |
|---|---|
| 旅行 | 移動を伴う行事と相性が良く、旅の安全や楽しい思い出作りを後押ししてくれます。 |
| 開店・開業 | 事業の発展や商売繁盛に繋がる日とされています。 |
| 新しい習い事の開始 | 物事の始まりに適しており、スムーズな上達が期待できます。 |
| 建築(上棟・地鎮祭など) | 工事の安全と、その建物が末永く繁栄することを願うのにふさわしい日です。 |
まとめ
大明日は「隅々まで太陽が照らす」という意味を持ち、あらゆる物事がうまくいくとされる吉日です。将来の発展に繋がり、移動を伴う行事とも相性が良いため、結婚式や入籍にぴったりの日といえます。天赦日や一粒万倍日など他の吉日と重なれば、さらに縁起の良さが増します。お二人の新しい門出を明るく照らしてくれる大明日。大切な日取り選びの参考にしてみてくださいね。
